吉野杉の話

吉野杉は「吉野式」「吉野林業」と呼ばれる独特のスタイルで育てられます。

その最大の特徴は“密植多間伐(みっしょくたかんばつ)”とよばれる植林・育林方法であり、1ヘクタールあたり1万本前後(1m間隔)という、通常の2倍程度の超高密度で苗木を植えます。

このように高密に植えることによって、スギの苗木どうしが競争してまっすぐ育ちます。

また、林の中が暗くなるので、自然に枯れ枝が落ちるようになっています。

このような育て方により、節が少ない吉野杉が作られてきました。

また、枝が偏って付くのを防ぐことにもなるので、断面が真ん丸な真円に近いスギに育ちます。

吉野杉は、木が大きくなるにつれ、木を間引く間伐(かんばつ)を何度も繰り返して、密度を調整して育てていきます。

吉野杉の森は200~250年もの年月をかけて完成すると言われますが、最後の収穫までに、途中の間伐材も商品にすることで林業経営を成り立たせています。